ご無沙汰しています。
日本への出張間近になって測定依頼がまとめて入り、有難いことではありますが、
測定作業にレポート提出にとバタバタしています。明日に出発する日本への出張準備も
何とか目途が立ちまして、やっと一息つけたので、簡単に近況報告をさせて頂きます。
以前、ブログに載せたWiesbadenのドイツ人のお客様より連絡頂きまして、昨日、
新居予定のお部屋の測定を実施してきました。
今、お住まいのお部屋が環境的に非常に悪く、大家さんと退去の権利を巡って、係争中と
聞いていましたが、私の測定レポートが有効に働き、早期の退去の権利と大家さんによる
引越費用負担が認められたそうです。それで、新居予定のお部屋のバウビオロギーによる
測定をお願いしたいとのことでした。
当日、お部屋にお伺いすると、不動産業者の方も同席されており(当たり前ですが・・・)
宜しくない結果になってしまった場合にどうしようかと少し困りました。(笑)
まず、お部屋の立地状況からですが、気になる点として
1.路地のどんつきの奥
2.風力発電機の付近。ブレード(翼)の回転などに起因する低周波と騒音
3.アウトバーン(速度無制限の高速道路)付近。騒音と防塵対策
これらの立地状況への対策として、バウビオロギー測定技術士が単独で、かつ、割安に対策することは、残念ながら大変難しいです。
従って、家やお部屋を選ぶ際は、立地の選定時からしっかりとした条件を基に進めることが大切です。
不動産業者の方も同席されているので、30分のタイムリミットの中、主に電磁波による影響を中心に測定を行いました。
ザッと測定した中で、内装としては、以下の問題点がありました。
1.セントラルヒーティング(パネルヒーター)が接地されていない
2.壁材の質があまりよくなく、配線周りからの電磁波による影響が大きい
ホームページでもご説明させて頂いているように、接地されていないセントラルヒーティング(パネルヒーター)は電磁波の伝播をうけることで、それ自体が新たな電磁波発生源として働くことが多く、接地(アースをとる)を推奨しております。
また、質にこだわりがなく、電磁波対策されていない配線材や壁材からは、配線周りから
特に電磁波の影響が強く、対策が必要です。
最終的なお部屋の決断は依頼者が行いますが、電磁波などの「見えない要素」を見えるようにすることで、決断への大きな一歩となったとおっしゃって下さいました。
日本への滞在期間は10月9日~11月2日までになります。
日程を少し調整できますので、測定やセミナー開催依頼など引き続き承っております。
この機会をどうぞご利用下さい。